エピソード39 ゾーン断熱のすすめ 

11月に入り、少しずつ寒くなってきましたねー

今年5月から10月まで、約6か月の工事がおわり、先日お引渡しとなりました🎉

今回は2世帯住宅で、住まれながらでしたが、まずお家の半分を改修し、そこに生活拠点を移動していただき、残りの半分をゾーン断熱改修+増築という工事でした

日程が長丁場になり、工事現場と隣り合わせで生活される施主様の気苦労も大きかったと思います💦

おかげさまで、とてもよい空間・断熱気密性能になりましたー!!

ゾーン断熱で区切った基本的な生活部分はUA値0.44、C値0.8です

数値的にもっと良い値を目指しても良いですが、コストが問題となりますねー

改装前のLDK

改装後のLDK

動線の考慮もあり、キッチンの位置がかわり、もはや同じお家とは思えませんねー

床は既存の床を残し、その上に新しい床材を張っています

壁と天井は解体し、断熱・気密・耐震の工事を行っています

床は床下より断熱材を施工しています

壁と天井に断熱材が入り、気密シートが貼られた状態

写真の左側の壁の入口を通ると、2階に上がる階段があります

このように室内側の間仕切であっても、外壁が張ってある壁と同じように、きちんと断熱・気密の処理をしてあげれば、その空間は温度差の少ない快適なものになるのです

これが「ゾーン断熱改修」のやりかたです

このお家に限らず、鳥取県には大きなお家が多く、たくさん使用していない部屋があります

水回り、寝室、LDKという基本的な生活空間を集中的に断熱改修していけば、コストの削減になります

浴室のユニットバスが入る前の状態(生活されながらなので先行して工事をおこなった)

断熱の方法は、そのお家の状態や工事の内容によってさまざまです

まして改装工事であれば、解体しないとわからない部分も多くあります

それをある程度予想しながら改装のプランをおこないます

ですが、毎回すんなりいくことはまずないですよー💦

そこが私たちのようなリフォームを生業にしている者にとって、悩みでもあり、やりがいでもあります

ぜひ、鳥取県が力を入れておこなっている断熱改修を!

補助金も用意されています

特にゾーン改修は理にかなった改修方法だと思ってます!