エピソード25 J-クレジット
1月20日、ハウスクリバー株式会社と鳥取県中部森林組合様はJクレジット契約を締結しました。
J-クレジット制度とは温室効果ガスの排出削減量や吸収量をクレジットとして国が認証する制度です。
森林保全につながるクレジットを買うことによって、企業活動の中で自分たちの排出するCO2を相殺するものです。カーボンオフセットと言われることもあります。
私たちは日頃、暖房や給湯・家電使用する時に、電気やガス、灯油などを利用します。
中国電力様の電気はおもに石炭やガスによる火力発電によって作られます。火力発電は燃料を燃やした熱で水から蒸気をつくり、タービンを回して電気をつくるそうです。その過程の中でCO2が排出されます。その電力を使ったり、他の燃料から熱をつくる事で、各家庭で約4tのCO2を排出しています。
企業が事業を進めていく時も同じようにCO2を排出しています。ハウスクリバーであれば、事務所の冷暖房・照明などの電力消費、社用車のガソリン燃料、木材や建材の製造、運搬過程など様々なかたちでCO2を排出しているのです。
中部森林組合様は地元の森林を管理、保全されております。
地元の森林整備に貢献して、少しでもハウスクリバーの排出するCO2を相殺したいという思いで今回このJクレジット購入の運びとなりました。
ちなみに
自動車一台から排出されるCO2は 年間2.3t 杉のCO2吸収量160本分
一世帯から排出されるCO2は自動車分含め 年間6.5t 杉のCO2吸収量460本分
地元の木をつかおう
戦後、外国産の木材が輸入されました。いまでは建築で使われる木材の半分を占めているそうです。
まだ流通の発達していない時代では、地元の木を地元の大工さんが使って地元のお家を建てるのが、ごく自然なことであったと思います。
ウッドマイルズ
「ウッドマイルズ」という言葉があります。ウッドは「木」、マイルズは「距離」です。この木材はどれくらいの距離を移動してきたかにより、環境問題を考える指標となっています。輸送距離が長いほど、車や船舶の燃料がたくさん必要となり、結果CO2を多く排出することとなります。
40坪の木造のお家を1件たてるのに、どれくらいCO2排出量が違うでしょうか?
・全て地元産木材でたてたときのCO2排出量を 1 とすると
・全て欧州産木材でたてたときのCO2排出量は 22
その差はCO2で7.4t、ガソリンに換算すると3100L違うそうです!
地元の木材を使うのがいかに地球環境のためになるかがわかりますね。
じゃーどがにーするー
昔ながらの地産地消で、お家の工事を進めたいと思っています。地元の経済もうるおうし、日本の森林整備にもつながるし、地球温暖化防止のためにもなります。うーん、SDGsだねー🌎
地元の大工さんも、きっと同じように思っている人もいるはずです。そんな人たちと一緒に盛り上げていきたいですねー