エピソード22 フランク・ロイド・ライト

館内パネルより

フランク・ロイド・ライト

「落水荘」で有名な近代建築家3大巨匠のおひとりです。その方の設計した建物が神戸市の隣の芦屋市に一般公開されています。先回のブログで紹介した大阪のLIXILショールーム見学の後に立ち寄りました。

国指定重要文化財 ヨドコウ迎賓館

元は帝国ホテル建設で来日していた時に酒造家の山邑家の別邸として設計されたものです。現在は淀川製鋼所が所有しています。

館内模型

4階建てですが、傾斜した敷地の形状に合わせ、スキップフロアのように各階が計画されており、意外と高さを感じません。地面に建物が一体となって馴染んでいるようです。

窓やベランダからの景色は抜群に素晴らしい‼

紅葉した木々や海・街並みが堪能できます。さぞかし、夜景もきれいでしょうねー

自然の地形と溶け込みながら、人間の美的感覚もくすぐります。

道路から敷地に入ると、山端の木々に迎えられ、チラリと見えてくる建物にわくわくしながら、坂道を上がっていきます。大谷石で装飾されたエントランスは決して見る人を圧倒するのではなく、品をもって温かく出迎えてくれます。

1階は玄関と階段・クローゼットなどで構成されています。

2階に上がると、すぐ応接室があります。入って正面の窓からは街並みが一望できます。装飾された窓や大谷石は高級感がありながら、主張しすぎず、落ち着いた心地よい部屋でした。こりゃ、ここに通されたお客様は大喜びですね❤

3階は和室です。実はF.L.ライトの基本設計には無かったそうです。建設工事はお弟子さんがされており、和室は依頼主さんの強い希望だったとか。

でもね、日本人もびっくりな和室です!

外国人ならこう言うでしょう「So Cool かっこいいね !!」

4階には食堂があります。神聖な場所としてつくられたようです。教会のような雰囲気があります。

上部窓からは星が見えたとも☆

雨が降っており、ゆっくりとベランダからの景色は見れませんでしたが、食堂からベランダに出て景色を楽しみながら、食事も楽しんだであろう風景が目に浮かびますね!

いやー、いいもん見せていただきました!!!

ごちそうさまでした🍴