エピソード10 Re NE-ST

とっとり健康省エネ住宅改修 Re NE-ST

とっとり健康省エネ住宅/とりネット/鳥取県公式サイト (tottori.lg.jp)

ついに登場します。とっとり健康省エネ住宅「NE-ST」の改修工事版!🎉

鳥取県は省エネ性の高い住宅の普及により、県民の健康やCO2削減のため、独自の省エネ住宅性能基準を定めています。日本の中ではトップランナーともいえるこの県の施策は、国の施策にも大きな影響を与えています。新築工事だけでなく改修工事にも今回基準が設けられました。

建物からどれくらい熱が逃げるかという数値にUA値があります。数値が少ない方が、逃げる熱が少ないので、良い値となります。現在の国の基準は0.87🗾ですが、鳥取県NE-ST(新築)の推奨レベルは0.34と、半分以下。今回の改修版Re NE-STの基準は0.48となっています。英国の基準は0.42、ドイツは0.40ですから、まさに世界レベルの断熱性能に近づいていますね。鳥取県の建設業者がこの基準を目指し、この施策を盛り上げていけば、日本全国にも広がっていくでしょうし、私たちの責務だと思っています。

新築工事🏠ではNE-STの基準のような高気密高断熱の住宅工事は、仕様やおさまりさえ決まれば、比較的施工がしやすいのですが、改修工事の場合は、見えない部分が多く、おさまりも現場ごとに、部位ごとに変わってきます。

改修工事でも新築並みの断熱材を入れています
改修工事でも気密性は重要です。調湿タイプの気密シート。

また、骨組みと基礎を残して全面改装する場合は、新築と同じように工事の計画ができますが、予算は新築並みになってきます。Re NE-STではこの全面改修が認定対象で、最大150万円の補助金がでます。しかし、このような予算の大きな工事をされる方は、ほんのわずかだと思います。

今回はこの全面改修以外に断熱するエリアを決める「ゾーン改修」と少しでも断熱改修をめざした「部分改修」も補助金対象となっています。(各最大100万円・50万円)

私が特に進めていきたいのが「ゾーン改修」です。家族が少なくなっていくと、使わない部屋が多くなります。それぞれの日常生活で必要なエリアを家の中で決めて、断熱工事を計画的に集中して行うことにより、内部の部屋間の温度差が小さくなり、ヒートショックの危険性も小さくなります。

鳥取県は田舎であればあるほど、大きな家に一人や二人で暮らしておられることも多いように感じます。このゾーン改修は予算的にも抑えることができ、現実的な断熱改修方法だと思います。