エピソード27 人類の卒業

今日、3月1日は公立高校の卒業式でした。私の息子も無事卒業いたしました(^▽^)/

子どもも大人も、新型コロナウィルスに翻弄された3年間だったと思います。このことを前向きにとらえて今後の人生に生かしてほしいという校長先生のお話が印象的でした。

人類の卒業

人類の卒業って、あなた人間やめるんですか⁉・・・ではありません!!

「人類は『化石燃料文明』を今世紀中に卒業しようとしている」

先日WEB視聴参加したシンポジウムでこのようなコメントがでていました。

ひょうご震災記念21世紀研究機構主催、『21世紀文明シンポジウム』

テーマ:気候変動・地球環境問題への対応~今何が起き、どう向き合うべきか~

発表されたのは国立環境研究所の江守正多様です。

人間活動による温暖化は疑う余地がない(IPCC報告)中で、人類は産業革命時より気温を1.5℃の上昇までに抑えなければ、海面上昇含む様々なリスクが待っています。

現在ですでに1℃ちょっと上がっていますので、あと0.4℃💦

この1.5℃の目標を達成するために、世界は2050年までにCO2を実質的にゼロに抑える努力をしています。脱炭素社会と言われることもあります。

つらい努力が必要なのか⁉

世界市民会議の調査によれば

Q.あなたにとって気候変動対策は、どのようなものですか?という問いに

A.生活の質を脅かす

  世界平均:26.75%

  日本人:60%

A.生活の質を高める

  世界平均:66.24%

  日本人:17%

このように、私たち日本人は、何かに『ガマンする💦』イメージが大きいようです。

電気代が上がってきたので、暖房機の使用を我慢するとか・・・。

しぶしぶ脱炭素社会を目指すような、ゆるいレベルの話では無さそうです。

じゃーどがにーするー

常識の大転換

江守様はこう続けられます。

たとえば、タバコ。

20年前はどこでもタバコを吸っていましたが、今はどうでしょう?

受動喫煙による健康被害から、社会がスムーズに現在の分煙社会へ移行しました。

社会の常識が大きく、無理なく変わりました。

人類の化石燃料文明からの卒業

電気代の高騰により日本社会の中で、クリーンな燃料に対しての意識が高まっています。

イヤイヤ脱炭素社会に向けて、自己犠牲をともなう決意ではなく、新しい文明へ向けて、現在の化石燃料文明から卒業する、と考えた方が日本人にとっても、気が楽になりそうです。

少し前までは化石燃料の枯渇の心配をしていたのに、現在は化石燃料を使わないようにしています。

常識が変わってくると、スムーズな新しい人類のステージへの移行が期待できますね!

もうひとついい考え方

『石器時代が終わったのは、石が無くなったからではない(元サウジアラビア石油相)』

青銅器や鉄器の登場で石器がなくなりました。クリーンな燃料の登場で、化石燃料がいらなくなれば、新しい文明が見えてきます。

うーん、実に今回もいい勉強になりました!

これも、ウィズコロナの中でZOOM等のWEB利用が急速に発達したからですね。前向きに次の文明へ向けて卒業していきたいです!